動画解説 / 契約交渉
フランチャイズのロイヤリティ交渉|売上15%から固定10万円へ変更した事例の読み方
動画では、売上15%のロイヤリティを固定10万円へ変更した事例が語られています。ただし、同じ変更が誰にでも認められるわけではありません。事例を交渉手順へ置き換えて解説します。
元動画
フランチャイズ契約のロイヤリティ交渉|売上15%を固定10万円に変更した実例(18:14/公開日 2026年7月1日)
動画の要点
- 契約条件は署名前に確認・提案する方が選択肢が多い
- 希望額だけでなく、損益・支援実績・本部側の利点を示す
- 合意前の支払停止や一方的変更は行わず、必ず書面化する
編集・利害関係の開示
本記事は、店舗情報サービス株式会社の代表・繁友健志が運営する公開YouTube動画を、同社運営の本サイト編集部が読みやすく再構成したものです。逐語録ではなく、発言の趣旨を要約し、公的資料と実務上の注意を追記しています。当サイト運営会社と動画出演者の関係を明示したうえで、特定ブランドへの加盟を勧誘しない一般情報として掲載します。
動画の該当箇所
動画URLとタイトルはYouTube公式の埋め込み情報で確認しました(確認日:2026年8月25日)。
事例は再現保証ではない
動画内では「売上の15%では事業が成立しにくいため、固定10万円へ変更してもらった」という例が紹介されています。これは個別交渉の一例で、既存契約が自動的に変更できる、または本部に変更義務があるという意味ではありません。
まず契約書の変更手続、更新時期、最低ロイヤリティ、解除、違約金を確認します。口頭の了承だけで運用を変えず、権限のある者が署名した覚書・変更契約書へ落とし込みます。
交渉資料は一枚にまとめる
- 直近12か月の売上、粗利、人件費、家賃、広告費、営業利益
- 現行ロイヤリティとその他本部関連費用の月別推移
- 契約時に説明された支援と、実際に受けた支援の記録
- 現行条件を続けた場合と、希望条件へ変えた場合の事業継続性
- 固定額、段階料率、上限額、一定期間減免など複数案
- 本部側に生じる利点と、変更後の検証時期
交渉で避けること
「他社はもっと安い」「払う意味がない」という感情だけでは合意しにくくなります。本部が何を提供し、加盟店が何を負担し、変更で双方にどの効果があるかを整理してください。
特に、合意前にロイヤリティを一方的に減額・停止すると、債務不履行や解除の主張につながり得ます。金額が大きい場合、関係が悪化している場合、競業避止や違約金が絡む場合は、交渉開始前に弁護士へ契約書を確認してもらう方が安全です。
実行前チェックリスト
- 契約変更の手続と決裁権者を確認した
- 損益と本部支援の実績を月別で整理した
- 固定額・段階料率・上限設定など複数案を用意した
- 変更後の検証期間と元の条件へ戻す場合を決めた
- 合意内容を署名済みの書面へ反映した
確認した公的資料
- 中小企業庁:特定連鎖化事業(フランチャイズ)について(確認日:2026年8月25日)
- 公正取引委員会:フランチャイズ・システムに関する独占禁止法上の考え方(確認日:2026年8月25日)
- e-Gov法令検索:中小小売商業振興法施行規則(確認日:2026年8月25日)
法令の適用範囲や契約上の結論は、業種・契約内容・事実関係で変わります。個別案件は弁護士などの専門家へ確認してください。
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よくある質問
契約後でもロイヤリティは交渉できますか?
提案はできますが、変更には原則として双方の合意が必要です。契約書の変更手続を確認し、事業継続性と双方の利点を数字で示してください。
合意まで支払いを止めてもよいですか?
一方的な停止は避けてください。債務不履行などの争いにつながるため、契約書を確認し専門家へ相談してください。
固定ロイヤリティに変えると必ず有利ですか?
必ず有利とは限りません。売上が低い月は固定額が重くなるため、最低売上、粗利率、人件費、広告費、本部支援の内容を同じ損益表で比較してください。
まとめ
売上15%から固定10万円へ変更した動画内事例をもとに、フランチャイズ契約の費用・支援・解約条件を交渉するときの準備と注意点を整理します。
動画で論点をつかみ、契約書・公的資料・自分の損益へ置き換えてから判断してください。分からない項目が残る段階では、署名や一方的な契約変更を急がないことが重要です。